うさぎさんが「ぴょん ぴょん ぴょぴょん」
ひよこさんが「よち よち よっち よち」
みつばちさんが「ぶん ぶん ぶぶん」
そして・・・
子どもがママのところまで「てく てく てっく てく」
ママと手をつないで「てく てく てっく てく」
声に出して読むと、そのやさしいリズムが心地よく響きます。
おはなししはじめのころのあかちゃんが喜んで「・・・っく」「・・・ぴょん」と口真似するのにぴったり!
作者のすまいるママさんは、布・フェルト・ビーズなどを使ったイラストが人気の手芸絵本作家さん。ただ可愛いだけでなく、さわりたくなるような質感までが絵になっていて、あかちゃんにはよりいっそう身近に感じられそう(お気に入りのぬいぐるみや人形みたいに?)。
ラストのページをよーく見ると、みんながなにをしにお出かけしたのかがわかります。
「あかちゃんといっしょ0・1・2」シリーズの1冊。
小さいあかちゃんとはリズミカルな音ややさしいフェルトの絵を楽しみ、大きくなってきたら絵の細かいところまで、かくれたストーリーや手芸技を探して見つけて楽しむ。
そんなふうに、家に置いてくりかえし開きたいあかちゃん絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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