悪い本」 みんなの声

悪い本 作:宮部 みゆき
絵:吉田 尚令
編:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年10月
ISBN:9784265079513
評価スコア 3.27
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みんなの声 総数 40
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  • 怖い!だけど・・・

    宮部みゆきさんの作品です。

    タイトル、作者だけでちょっと期待してしまいます。

    はじめまして

    私は悪い本です。

    すごい始まりですね。

    絵本って

    いいことしか描いてないと思いがちですが、

    それを裏切ってくるないようになってます。

    ダークな面がまだない小さい子には

    ちょっと重いし伝わらないと思います。

    ただある程度わかる年齢や大人には

    怖いもの見たさみたいに

    先が気になります。

    さすか宮部みゆきさんですね。

    引き込まれてしまいました。

    ただ、やっぱり怖いよ・・・

    投稿日:2021/06/06

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  • ぞぞぞっとするほど恐ろしい

    ずっと気になっていたのだけれど、怖そうで、不気味で、どうしても手にとれなかった1冊。
    でもやっぱり読みたくなって、恐る恐るページを開いてみました。
    「悪い本」が悪魔のささやきのように、読み手に語りかけてきます。
    ぞぞぞっとするほど、恐ろしい。
    人間が奥底にもっている、暗くて悪い部分を言い当ててしまう感じです。
    子どもには勧められないけれど、子どもの頃こっそり読みたかったなと思う絵本でした。

    投稿日:2021/05/20

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  • 見透かされている恐怖

    作者が宮部みゆきさんということで気になっていました。
    自分の中の黒い部分を見透かされているような感じが怖いです。
    怪談とかホラーとかとはまた違う怖さかなと思いました。
    吉田さんの絵も不気味なので、相乗効果がありますね。
    子供向けとしては評価はつけづらいですが、大人が読むには面白いと思いました。

    投稿日:2021/05/12

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  • 悪い人だけがわかる、悪い本。

    この作品のイラストの気味の悪さは、子どもでもわかるでしょう。でも、本当に恐ろしさを実感できるのは、悪い心を一度でも実感したことのある人間だけでしょうね。
    自分の、でも誰かの、でもいい。
    生きていると、どこかで必ず出くわす悪い心。
    手にしたときには、もう、どうにも後戻りのできない悪い心。
    よくぞ、こんなものを直視させる作品を送り出したものです。

    この本が怖くなるなるとき、人は壊れるのでしょう。

    投稿日:2021/04/15

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  • 大人が読むなら☆五つ

    初めて読んだとき、なんと禍々しい…と絶句しました。

    小さな子どもたちの目に触れないように、棚の上に隠したのをおぼえています。

    ページを開くごとに、血痕を思わせるシミ、瞳孔の開いたぬいぐるみ、カラス、木から吊されたおもちゃ…恐怖の原風景が広がり、本が生臭く匂うようです。

    心の闇をさらけ出させようとする内容は、怪談というより、ホラー。

    この本の怖さ、エンターテイメントとしての面白さを味わえるのは、ある程度経験を積んでからだと思います。

    よくぞ、この本を作ったな…と思わせる、一冊です。

    *よしたけしんすけさんの『ころべばいいのに』とあわせて読むと、おもしろいと思います。

    投稿日:2020/08/26

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  • ゾーニング希望

    図書館のヤングアダルトコーナーにありました。それで正解だと思います。地元の図書館のヤングアダルトコーナーは、子どもコーナーとは離れた所にあり、まず小さい子が行かないような場所にあるので助かります。
    しかし、出版社の対象目安年齢が「5歳〜小学校高学年」となっているようですね。何を基準にしてそうなっているのか甚だ疑問です。

    装丁からして小さい子が読むような雰囲気ではないです。内容も大人の心に問いかけるような類いの深みで、あえて子どもが読む必要性を感じません。
    あのように内省を促すような表現は、青年や大人には必要なこともあるかもしれませんが、5歳の子には全く必要なく、むしろ心がじゅうぶんに育たないうちに無理矢理に大人の世界に引っ張っていくような危うさを覚えます。
    もう少し子どもの心理や心身の成長に配慮した出版を心掛けていただきたいものです。(出版社の公式サイトでは、「おすすめは高学年以上」と一応書いてはありますが、あまり目立ちません。)
    ぱっと見て、子ども用ではないかなと思う人もいますが、図書館で子どもが手に取れるるところにあったり、「絵本」だから子ども用でしょと考える人もいたりするので注意が必要です。ぬいぐるみなどが沢山表紙に載っているので、うっかり手に取る子もいそうです。

    大人限定で、という条件付きで考えると、個人的には嫌いな本ではありませんでした。むしろ好きかな、というくらい。しかし子どもには決して読ませたくない本です。
    5歳からという目安を鵜呑みにせず、賢明に判断していただければと思います。
    出版物としてのクオリティは決して低くはないのですが「子ども向けでない」という感想を明確にするために星1つにします。

    投稿日:2020/02/13

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  • どういうことなの?

    小学6年生の娘と、眠る前に読みました。
    いや、ほんとは、もっとあったかな絵本を読もうと
    思ったのです。でも、娘の態度などに腹を立てた私が
    『悪い本』をチョイス。悪い母です。

    でもね、あまり娘は怖くなかったみたいで。
    「どういうことなの?」と。「悪い本ってなに?」と。
    挿絵のおどろおどろしさには、なんとなくいやあな気持ちには
    なったようですが・・。
    おそらく、娘には悪い本を必要とするような悪い心が
    (今はまだ?)ないのかなあと思いました。
    いつまでも「この本が、何をいいたいのかわからない」と
    思う娘であることを祈ります。

    投稿日:2018/11/17

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  • 怖い・・・

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳、男の子3歳

    こちらのサイトのレビューでもそうですが、賛否両論ありそうですね。
    この世の中の悪いことを知り尽くしているぬいぐるみのくまが出てきます。
    6歳の娘は「別に怖くなかったけど」とあっさりしていました。これまでいろんな経験をしてきた大人の方が怖く感じる0かもしれません。でも、絵だけでもじゅうぶん不気味で怖いので、怖がりのお子さんには向かないかもしれません。特に夜読むのは・・・。
    あえて、子どもに読ませようとは思わない本でした。

    投稿日:2018/09/02

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  • 【内容】
    この世の中で一番「悪い」事を教えてくれる本がある。わたしは、ある日、その本に出合った。悪い本は、自己紹介してくれた。そして、いつか必ず私が欲しくなると言った。誰かが居なくなれば…何かがなくなれば…そんな時に思い出すって。
    果たして悪い本が欲しくなる時はいつだろうか。
    人間の悪意に訴えかける悪い本と、そうならないようにと願う良心と、両方を体験できる怪談絵本。

    【感想】
    精神的な、高度な罠をしかけてくるような「悪い本」だと思った。しかし、人間は誰しも良い心と悪い心があって、普段から2つの間で揺れ動いている。だれでも悪いことを考える時がある。そんな時に、魔が差して悪い事をしてしまう時もある。この話は、どの年齢の人が読んでも、思い当るフシがあるはず。
    ただ、自分が正しいと絶対的に思い込んでいる人は認めないと思う。また、自分の見にくい部分、悪い部分と向かい合えない時は、この本は読めない。恐怖心に負けて、ついつい悪い方に流れて行ってしまう気がする…そんなリアルな恐ろしさがある。
    この本を読んで考えて欲しい、と作者は思ったのかもしれない。
    誰でも心は揺れ動く。いつもいい人ではいられないし、理想通りにはならない。悪い状況から逃げようとしても、自分の心からは逃げられない。言葉が少ない本だけど、絵が雄弁に心の動きを物語っている。
    人生経験を積んだ大人は、過去や現在でいくらでもこういう経験はあるから、怖い絵本だと感じるだろう。子どもたちは、未知なる心の闇や人間の醜さを想像して、怖いと感じるかもしれない。
    私自身は悪い心がだいたいいつも優位なので、この絵本のいうことが実によくわかる。悪いって楽なのよ、何でも他人のせいにしてその人がいなくなればと思っていたら本当に楽だから。そうしないでどうにかするのは、しんどい。しかし…

    投稿日:2018/05/09

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  • 大人向け絵本かなと思いました。

    子供向けというより大人向けの絵本かも知れません。
    イラストも怖いし,内容も深くて怖い。
    世の中をそれなりに理解した大人が読む絵本かなという印象を私は持ちました。
    悪いことはやっぱりしてはいけない,そんな戒めになりますね。
    悪いことはしてはいけません,悔やみ苦しむのは自分です。
    それをわからずにいる人々がたくさんいて,色々な犯罪が起こってしまう現実はもっと怖いです。

    投稿日:2016/09/18

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