野原でたのしくあそんでいたら、巨大ななにかが転がってきた!
ゴロゴロ、ゴロゴロ――
ボールのようにも見えるけど、なんだかどこかで見たような?
「おう、ちっこいわらしだ! おれの落としたガチャガチャ、持ってきてくれたのか」
ボールを運んだ先にいたのは、大きな鬼の子どもたち!
そう、それは鬼の子たちがあそぶ、巨大なガチャガチャのカプセルだったのです!
ねじまき車に、だるま落とし。
それから太鼓に、ゲームのコントローラー?
ちょっとあそんでみるだけで、山は崩れる、池はできる、遠くでドカンと温泉が沸く――
とんでもないオモチャの数々で、鬼の子たちと大はしゃぎ!
だけどだんだん夜になり、鬼の子たちも帰っていって……
みんな大好き、ガチャガチャ!ガチャポン!
「きょだいなガチャガチャ」だなんて、もうタイトルだけでワクワクもの。
遊園地のようににぎやかで楽しい場面の連続に、はじめから終わりまで絵本にくぎづけ、まちがいなしです。
そうそう、ガチャガチャといえば、あのカプセルもいいオモチャになるんですよね。
物語が終わって最後のページ、空のカプセルを使って主人公はあるものをつくります。
自分だったらなにをつくるだろうと、想像してワクワク――
最後の最後まで、おもいっきり子ども心をくすぐってくれる、楽しい一冊です。
(堀井拓馬 小説家)
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ゴロンゴロンと山の上から転がってきた巨大なボール。山の上にたどりつくと、そこには、またまた巨大な鬼の子たちが
なにやら列を作っています。鬼の子たちが並んでいたのは、なんと巨大なガチャガチャ‼︎‼︎
鬼の子と一緒に、ガチャガチャを回してみると、「雷」「雨」「温泉の噴火」「ミステリーサークル」「やまびこ」「奇岩」などなど、
次々摩訶不思議な自然現象が起こって……。
地球上のいろんな自然現象の正体は、この鬼の子たちのガチャガチャが引き起こしているのかもしれませんよ?
子どもも、大人も、みんな大好き、何が出てくるのか運だめし!さあ、みんなは、どんなガチャガチャを引き当てたいかな?
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