ゆうびんやのくまさんは、日曜日以外は毎日早く起きます。 クリスマス・イブの朝も、くまさんは手紙や小包を駅へ取りに行ってから郵便局へ。郵便局では手紙や小包に「ばん、ばん、ばん!」とはんこを押して、ほどけかかった小包があったら丁寧に包み直したりもします。配達に出かけると、どこの家でも喜んでくれます。そして、全部配ってしまうと街角の郵便ポストをあけて、中の手紙を郵便局に持って帰りました。 家に帰ると温かいお風呂に入り、晩ご飯を食べます。くまさんに届いた小包には何が入っていたのでしょう?ベッドのそばにサンタさんへの飲み物とお菓子を用意して、くまさんは眠りにつきました。
郵便屋のくまさんの1日の仕事をおって描かれたちいさな絵本です。ていねいに毎日の仕事をこなすくまさん。 クリスマス・イブの配達は、きっとみんなが楽しみに待っているクリスマスカードやプレゼントなのでしょうね。 配達をするくまさんの帽子にひいらぎが付いていたり、窓から家の中のクリスマスツリーが見えたり・・・派手ではないけれど町中がクリスマスの雰囲気であふれていて、イギリスの小さな町のクリスマスの様子がうかがえます。 赤い表紙がかわいい、ちいさなクリスマスのお話しです。 ――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)
くまさんは郵便屋さんです。毎朝とてもはやく起きます。クリスマス・イブのくまさんは大忙しです。どの家の人々もくまさんが郵便を届けてくれるのを心待ちにしているからです。くまさんは一生懸命、そしてとても丁寧に郵便屋さん仕事をします。そしてすべての仕事が終わると、おうちに帰りごはんを食べてベッドで眠るのです。もちろん、イブですからくまさんのもとにも、小包が届いています。いったい何がはいっているかは明日の朝のお楽しみです。
くまさんのシリーズ、大人ですが、たまに読みたくなります。そのなかでも、「ゆうびんやさん」はお気に入りです。
クリスマスをむかえる、くまさんの部屋の様子が、なんともほっこりするのです。どの巻でもひとりで暮らしているくまさんですが、プレゼントがいろいろもらえていて安心しました(笑) (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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