ロボットは死なない
暗い画面に、このタイトル。
楽しい話ではないとは思ったが、想像以上に、現実を生々しく語っている内容だった。-こんなことが実際に起こっている戦争を、何とか止めてほしい。心からそう願いたい。ロボットは死なない。人は死ぬ。ロボットは悲しまない。人は悲しむ。
投稿日:2025/06/12
2025年、私たちは戦後80年という節目の年を迎えます。80年前、日本は大きな戦争を経験し、多くの人々が悲しみや苦しみを味わいました。その記憶は、決して忘れてはならないものです。そして今この瞬間にも、世界では国同士が始めた戦争によって、心身に傷を負っている大人や子どもたちがたくさんいます。
絵本ナビでは、これまでの歴史から、今起こっていることまで、一人一人がしっかり自分の頭で考えていくための入り口となる本の大きな力を信じて、特集ページを作りました。
今年、親子で話し合い考えるきっかけに、また、さまざまな場所で、戦争と平和の本について取り上げるときの参考にしていただければと願っています。
日本が体験した戦争に焦点を当てた絵本をご紹介します。当時の日本の暮らし、戦争によって変化した日常、そして戦争に翻弄されながらも懸命に生きた人々の姿が、絵本の言葉と絵によって臨場感を持って描かれています。戦争の記憶と平和への願いを語り継ぐために、ぜひこれらの作品を手に取ってみてください。
第一次大戦・第二次大戦をはじめ、世界で起きた戦争を描いた絵本をご紹介します。戦時下の暮らし、人々の日常、戦争に翻弄された子どもたちの姿――絵本は、遠い過去の出来事を、子どもたちにも理解できる言葉と絵で優しく語りかけてくれます。当時の様子をしっかりと伝える絵本を通して、戦争の悲惨さや不条理さを知り、平和を築くことの尊さを学ぶために、ぜひたくさんの絵本を手に取ってみてください。
今、世界では悲しい出来事が続いています。その中でも、2022年から続くウクライナでの戦争や、ガザ地区の子どもたちが置かれている状況は、私たちの胸を締め付けます。
世界で起こっていること、そこで暮らす人々の思いを伝える絵本や読み物をご紹介します。日常を奪われた子どもたち、故郷を離れて避難する家族。苦しむ子どもたちに心を寄せ、私たちができることを考える一歩となることを願います。
平和の大切さを訴える絵本がさまざまな表現で生み出されています。さまざま複雑な状況の中で、絵本は、想像を助け、ひとりひとりの心に平和について考えるきっかけを与えてくれます。心に引っ掛かったものから手にとってみませんか。
今年は、絵本・児童書出版社さんから平和を願う作品が多数出版されます。
その中から、特に手に取っていただきたい、本を囲んで考えていただきたい作品を集めました。
平和と戦争をテーマにした絵本の中で、今、絵本ナビで多く見られている作品、手に取られている作品のランキングです。
ロボットは死なない
暗い画面に、このタイトル。
楽しい話ではないとは思ったが、想像以上に、現実を生々しく語っている内容だった。-こんなことが実際に起こっている戦争を、何とか止めてほしい。心からそう願いたい。ロボットは死なない。人は死ぬ。ロボットは悲しまない。人は悲しむ。
投稿日:2025/06/12
多くの人に知ってもらいたい本です
アメリカの学校で原爆投下の必要性と正当性を学んできた著者が、このような本を書かれたことに非常に驚くとともに感銘を受けました。この本は、日本人が書いたかのような、私がこれまで読んできた原爆被害者の声が書かれていました。この作品をつくられるのに作者が相当に心を砕かれたことが拝察される内容でした。心にぐっとささる言葉がたくさんありました。
投稿日:2025/06/07
ロボットにされていた心
印象的な題名と表紙絵。
読後には、その意味を深く考えさせられます。
今でさえ、戦争は存在するのですから。
知ろうとしなかった、戦争の本当の姿。
それは、ロボットにされていた心、というのが、図星ですね。
だからこそ、「ひとのなみだ」。
平和学習において、この視点も大切だと思います。
投稿日:2025/06/05
イマジン
「野ばら」は、小川未明の作品の中でも大好きな作品です。
平和への祈りが、野ばらに象徴されて描かれているからです。初読の方にこの絵本はアクが強すぎるかも知れません。
物語が絵の中に埋め込まれているからです。
でも、「野ばら」の話を知っている人には、強烈に訴えかけてくる絵本です。
どうして戦争は起こるのでしょう。
どうして人間どうしで殺し合わなければいけないのでしょう。
将棋と戦争は違います。
これでは心の中の野ばらは生き続けることはできないでしょう。
この絵本の解説を読んで納得しました。
小川未明の「野ばら」は、ジョン・レノンの「イマジン」だったのです。
そう考えると淵゛さんの絵は映像です。
この絵本とともに平和を祈ります。
投稿日:2025/05/30
言いようのない悲しみと怒りと
戦後80年ということで、いろんな本を読み、いろんな資料館を訪れ、いろいろな体験者のお話を聞いてきました。
東京大空襲・戦災資料センターもそのひとつですが、そこで体験者ののお話とともに出会った本です。
時には自らを守るために、防空壕の扉を開けなかったというつらい話もあります。
アメリカの大空襲は、民間人を主に攻撃対象とした国際法違反だという話もあります。
いや、日本も酷いことをしたのだという、ひがいしゃとしてではばく、戦争の理不尽さを語る話もあります。
どれもこれも、反戦につながっていくものだと思います。
つらいけれど、貴重な一冊です。
投稿日:2025/05/29
平和を考える絵本
小さい子と考える、戦争と平和の絵本
戦争と平和の絵本(日本と戦争)
戦争と平和の読み物(日本と戦争)
戦争と平和の絵本(原爆と核を知る・考える)
戦争と平和の読み物(原爆と核を知る・考える)
戦争と平和の絵本(第二次世界大戦から学ぶ)
戦争と平和の読み物(第二次世界大戦から学ぶ)
戦争と平和の絵本・読み物(犠牲になった動物たち)
戦争と平和の絵本(沖縄戦を知る)
戦争と平和の読み物(沖縄戦を知る)
戦争と平和の絵本・読み物(ウクライナを知る)
戦争と平和の絵本・読み物(ガザの子どもたち)
戦争と平和の絵本・読み物(中東とアフガニスタン)
戦争と平和の絵本・読み物(地雷のない世界へ)
戦争と平和の絵本(難民問題を考える)
戦争・平和のとびら(読み物)
【読み聞かせにおすすめ】平和を考える絵本(小さい子向け)
【読み聞かせにおすすめ】平和を考える絵本(低・中学年向け)
【読み聞かせにおすすめ】平和を考える絵本(中・高学年向け)
マンガで考える「平和」と「戦争」