『おにぎりに はいりたいやつ よっといで』に続く、シリーズ第2弾!
おにぎりの“ぐ”にあぶれてしまった食べものたちが選んだのは……
「パン」です!
おにぎりの“ぐ”になれず、パン屋さんに向かった食べものたちは、
売れ残りの食パンに挟んでもらって大満足!
……かと思いきや、そこからみんなの「ああしたい」「こうしたい」がさく裂!
三角に切ってほしいと言ってみたり、切らないでくれと言ってみたり、踊り出してみたり。
更に更に、「はさまれたいやつ」が次から次へと押し寄せて、閉店後のパン屋さんは大賑わい。
夜が明けても「はさまれたいやつ」が途絶えることはありません。
はたして「はさまれたいやつ」はみんな、思いをかなえることができたのでしょうか。
岡田よしたかさんの絵本でおなじみの関西弁は、今作でも絶好調。
もし関西弁を使ったことがなくても、
「なに いうてんねん」
とテレビで見た芸人を思い出しつつ言ってみてください。
慣れない関西弁に恥ずかしさを感じても、キラキラした目で聞き入る子どもの顔を見ると、
「よっしゃ やったるで!」という気持ちが湧いてきます。
声に出すほど楽しくなってくるので、二人で掛け合いをしながら読んでみるのもおすすめです。
(近野明日花 絵本ナビライター)
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