ふっくら食パンマスクから、つんと飛び出たキュートな鼻づら。
ジロリとのぞく目つきは不敵、だけどおいしいパンにはめっぽう弱い。
パンを愛してパンに泣く、あのパンどろぼうが帰ってきた!
前作で「世界一おいしい森のパン屋」と出会い、思わぬ理由からパン職人へと華麗な転身を果たしたパンどろぼう。
今日のおすすめは、「ぶどうパン」です!
「なかなかうまく焼けたぞ。今日もたくさんのお客さんに食べてもらえますように」
ところが、お店は大盛況なのに、ぶどうパンを買っていくお客さんがひとりもいません。
おかしいと思って売り場を見にいくと、なんと、どろぼうに盗まれてひとつ残らずなくなっていました。
「なんてことだ! ぜんぶ持っていくなんて、よくばりなやつめ!」
ふっくらやきたてをねらう。
いただくパンはひとつだけ。
いただくときはかんしゃをこめて。
それが、パンどろぼうの掟!
ひとつどころがぜんぶ持っていくなんて、言語道断!
パンどろぼうは、にせパンどろぼうを捕まえようと待ち伏せするのですが??
前作でパンへのすさまじい愛を見せつけたパンどろぼう。
自分で焼いたぶどうパンを見つめて、よだれタラ?リ目元はトロン……
売り物の食パンに熱烈なハグをして、すりすりと頬ずり。
「ああ、いとしい、いとしい、いとしのパンたち……」
パンへの愛は、ますますふくらんでいるようです。
今作では、パンどろぼうの焼いたパンを盗む、新たなパンどろぼうが登場!
ロールパンのかぶりものに、おおきな前歯と丸っこい鼻づら。
なんとなく察しはつく、その正体は……?
同じパンばかり狙う、その理由とは……?
そして、にせパンどろぼうを捕まえるために、本家パンどろぼうが……変身!?
シュールで意外な展開と、おかしくも愛らしいパンどろぼうの表情が魅力だった前作から、みどころはさらにパワーアップしています。
ふたりのパンどろぼうがマスクを脱いだとき、なんとも美味しい結末が焼き上がる!?
パンどろぼうのあらたな活躍をぜひ!
(堀井拓馬 小説家)
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パンどろぼう、それは世界中のおいしいパンを探しもとめる大どろぼう。
パン屋のおじさんにさとされて、りっぱなパン職人になりました。
ところが、世界一おいしい森のパン屋に、またしても事件の予感が……?
◎第11回リブロ絵本大賞 大賞
◎第1回TSUTAYAえほん大賞 1位
W受賞した『パンどろぼう』待望のシリーズ続編が登場しました!
\パンにつつまれた謎の魅力にくぎづけ!/
とにかく面白い! 子どもがゲラゲラ笑って、毎日「読んで」と持ってきます。(4歳女の子のママ)
パンどろぼうくんの顔マネをしながら読むと大盛り上がり! 大人も白熱します。(3歳男の子のママ)
どろぼうなのに憎めないのは、パンへの深い愛情が伝わってくるから。ああ、パンが食べたくなる(笑)。(児童書売り場の書店員)
\受賞続々!/
◎第5回未来屋えほん大賞 大賞
◎第2回TSUTAYAえほん大賞 1位
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