雪に閉ざされた長い冬が終わった春の朝、ぐりとぐらが、窓を大きく開けて朝ごはんを食べていると、なんと家中ほこりだらけ! 「今日の仕事は、大掃除」と2ひきは張り切りますが、ほうきもはたきも雑巾も、すり切れて使いものになりません。そこで、ぐりとぐらは、ぼろ布を体中に巻きつけて、自分たちがほうきや雑巾になることにします。大掃除もぐりとぐらにかかると、こんなにダイナミックに楽しくなります!
「ぐりとぐら」待望の新作がついに発売されました。色違いのかわいいファッション(今回はチョッキです)、ぐりとぐらの新しい歌、遊び心いっぱいの掃除シーン、おいしそうなおやつ、とみどころいっぱいです。細かい部分の色使いがかわいくて、嬉しくなってしまいます。1977年に発行された「おひさまはらっぱ」(福音館書店)の中の一話、「ぐりとぐらの大そうじ」に加筆修正して、福音館書店50周年記念出版として絵本になりました。
子どもが小さいころに何度も何度も読んだ本です。
冬眠から覚めた二人が掃除をするお話です。何ヶ月も寝ていたからほこりのすごいこと。そしてなぜか掃除用具がボロボロ。さてそこで、楽しい工夫がはじまります。
二人が力を合わせて楽しく掃除をするところが私も子どもたちも大好きです。子どもはこんなお掃除がやりたくてたまらないようです。させてあげられない狭量な親ですが、子どもがそんな想像を膨らませている姿を見るのは大好きです。 (まむらさん 40代・ママ 女の子10歳、女の子6歳)
|