一色で描かれたさるの「〜る」で終わることば(動詞)ばかりで展開していく、五味太郎さんの傑作絵本です。
大人の手のひらサイズくらいの小さめ絵本、表紙にはこしかけに立つさる一匹。 ベッドから起き上がって、まず最初は・・・ 「さる・くる」 実のなる木をみあげて・・・ 「さる・みる」 そして 「さる・ける」 木の幹を蹴ると実が落ちてきます! 「さる・とる」 両手両足、口やしっぽも使って受け止めます。それを・・・ 「さる・うる」 というわけで、1こ10円で売ったり。 このあとさるは「のる」「せる」「おる」と痛い目にあって最後は・・・?
本1冊で見事にふりだしに戻る感じや(あるある、人生にもこんな感じ)、ユーモラスなさる、動物たちの全身の表情がたのしい! 1979年初版以来、世代を超え、ファンが増えつづける「さすが五味太郎さん!」のことばあそび絵本。 たとえば小さいお子さんには、このさるのまねをしながら読んであげる、なんていう読み方も大ウケですよ。 『さる・るるる one more』も一緒にどうぞ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
元気が大好きなひと。楽しい事は、他のひとにも伝えたいと思うひと。ぜひ、ごらん下さい! ロングセラー絵本「さる・るるる」。 おかげさまで親子2代でファンという方がおおぜいです。 リズムのよさと、何といってもさるの表情がおかしくて、この人気はとまりません。
見るからに娘が好きそうだ!と思い、3歳4カ月の娘に購入しました。
結果、大成功!!
「さる・るるる」と読み始めた途端に大爆笑でした。
簡単な単語を2つ合わせただけの言葉が、どうしてこんなにおもしろいのでしょう!そしてちゃんとストーリーもあるのです!
おさるさんの表情もおかしくて読んでる私も笑ってしまいます。
ちなみに娘は、登場するお魚の表情がお気に入りです(笑)
大きな文字と簡単な言葉なので自分で読めるのも楽しいみたいです! (本日も晴れさん 30代・ママ 女の子3歳)
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