「かばれりーならんでんぐりがえり」「すかんくらりねっとらんぺっとろんぼーん」。
何だか呪文みたいなこの言葉、新しい遊び「ぴったんことば」っていうらしい!
・・・でも「ぴったんことば」ってなあに?
よーく読んでみると、「かば」「ばれりーな」「ならんで」「でんぐりがえり」という言葉のそれぞれ終わりと頭がくっついていることがわかります。更に、絵を見てみると本当に「かば」の「ばれりーな」が「ならんで」「でんぐりがえり」をしている!!そのかばの満足気な表情ときたら・・・くやしいけれど笑っちゃう。私にもできるかも、と真似しようとすると意外と難しくていつの間にかムキになって考え出しちゃったりして。知らないうちにこの言葉遊びにはまってしまっているのです。
そんな言葉遊びを発明したのは詩人の林木林さん。更にそのぴったんことばを背景に、動物達にいい表情をさせているのが西村敏雄さん。木林さんは制作時、この絵本に登場する「ぴったんことば」の100倍くらいの言葉が生まれてきちゃったというから驚きです。早くも続きが見てみたくなってしまいますよね。
さて、「すかんくらりねっとらんぺっとろんぼーん」の方はどんな場面が展開されているのでしょう。答えは絵本の中です!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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「かば」の「ばれりーな」は、「かばれりーな」。
「かばれりーな」が「ならんで」「でんぐりがえり」したら、
「かばれりーならんでんぐりがえり」。
「ぴったんことば」は、終わりと頭の文字が同じ言葉を
どんどんつなげて楽しむ、新しいことば遊びです。
しりとりを呪文のようにつなげた自作の詩から、
このオリジナルことば遊びを発明したのは、
“詩のボクシング” 優勝歴もある、詩人の林木林さん。
動物たちを主役に、つぎつぎ繰り出されるおかしな「ぴったんことば」を、
西村敏雄さんが、ユーモアたっぷりに描きました。
呪文のようなひびきが、声に出すたびにじわじわ癖になる、
新鮮なおもしろさ。
子どもたちも、きっと「ぴったんこ」して
遊んでみたくなる、ことば遊び絵本の新提案です。
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