あま~いパンが得意なくまさん。しょっぱいパンが得意なしろくまさん。
おさななじみの2人がおいしいパンを焼きます。
西村敏雄さんの人気絵本『くまくまパン』の続編です。
2人が働く「くまくまパン」に、ある日、王様のカバが家来をつれてやってきました。
「こんどの にちようび おしろへきて パンを つくって もらえないか」ですって。
それだけ言ってさっさと帰ってしまった王様……。
くまさんたちはよくわからないけれどパン作りのしたくをしてお城へいってみました。
王様は、きげんがわるい王子をとくべつなパンでよろこばせたいと言うのですが……。
さて、くまさんが作った大きな大きなクリームパン。
しろくまさんが作ったなが〜いなが〜いソーセージパン。
どっちも、見るからにとくべつ! 見るからにすごい!
でも王子はよろこびません。
ふきげんなカバの王子、本当は何がしたいのかな……?
なんといっても今回もたまらないのが、おいしそうなパンの数々!
え? クリームパンとソーセージパンのことではありませんよ。
ちゃんとその後に出てくるんです。
チョコのたっぷり入ったあんな形や、ぴりっとカレーの入ったこんな形。
それはもう、すてきな形のパンの数々が。
最後にカバの王子がにっこり笑顔になるそのわけと、ユニークなパンの絵をどうぞお楽しみに!
くまのパンやでパピプペポ。
みんなで食べるパンはおいしいよね。
やっぱりくまのパンやは最高です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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