あか、あお、きいろにピコリ!と変わって、道路を整理する信号機。
今日はパトカーくんといっしょに、信号機の色についてお勉強!
あおはすすめ。きいろは注意。あかは止まれ。
かんたん、かんたん!
・・・て、あれ!? なんだか、見たことのない色になっちゃった!
車はいったい、どうしたらいいのでしょう?
著者は『だいおういかのいかたろう』や『ほこほこの学校』で知られる大人気絵本作家ユニット、「ザ・キャビンカンパニー」。
絵本だけにとどまらず、立体作品や絵画など、幅広い分野で活躍する著者があらたに描くのは、まかふしぎな信号機のおはなしです。
舞台となるのは、とある街の横断歩道。
チェックや、花柄や、独特のパターンで飾られたデザインの車と街並みは、まさしくザ・キャビンカンパニーワールド!
どことも知れぬ異国情緒にあふれ、なんだか旅にでも出た気分……
その街でバイクは「ひょーひょー」と走り、バッタのように車がはねて、「ぴょーん!ぽいーん!ぽいーんのぷーん!」
ひと目でそれとわかる画風はもちろん、奇抜なコンセプトや独特なオノマトペも加わって、他では味わえない強烈な個性の作品になっています。
そしてもちろん、この街の主役は信号機!
ピンクにオレンジ、それにむらさき!?
めずらしい色に変わる信号機と、それにまつわる、まさかの交通ルールとは―─
奇想天外な発想から生まれる、予測不能の展開がたのしい一冊です。
(堀井拓馬 小説家)
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