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おいしそうなキャべツにかたつむりたちが住んでいた。背中にうちを背負って、葉っぱから葉っぱへ、ごはんのたびに引越しをする。 ある日、ちびかたつむりが父さんに言った。「ぼく、大人になったら世界一大きなうちが欲しいな」。それを聞いたキャベツ一りこうな父さんは、ある話をした。
「大きいことは、いいことだ」的価値観に疑問を投げかける父さんかたつむりの話が印象的な作品。ちびかたつむりは自分が小さいゆえ「大きいことが一番」と考えましたが、父さんの話を聞いて新しい価値観を学びます。作中話で、かたつむりが自分の「うち」をどんどん大きく変容させる場面は小さな読者を魅了することでしょう。その結果、何が起こるのか。人生の知恵をわかりやすく教えてくれる一冊ともいえます。 ――(ブラウンあすか)
世界一大きなうちを欲しがるちびかたつむりに、父親が、世界一大きな家を持ったばっかりに家の重みに身動きのできなくなった愚かなかたつむりの話をしてやります。
レオ=レオニの中でも、特に大好きな作品です。
機能性とか利便性とか、子どもには思いつくはずもありません。
『大きくて、格好よくて、目立って、みんなの注目をあびる!』
それこそが、理想。
うちの娘も、大きくて煌びやかなかたつむりのおうちにウットリ・・・。
親としては、子どもの夢に沿ってあげたい思いは持ちつつも、
それが、悪い影響を与える場合、諭すことも必要になります。
このお話は、おとうさんが昔話を通して、ちびかたつむりに
『本当の素晴らしい家とは何か』を教えてくれます。
どんな説教よりも説得力があります。
だって、ちびかたつむりの目は涙でいっぱい。
私は、このシーンが一番好き。すごくいとおしい。
素直に涙を流せる ちびかたつむり、
本当に純粋で、子どもらしいなって思います。
そして、うちの娘も、夢から覚めたようです。
2回目以降、読み進めると
「このおうちはダメだよ」と言うようになりました。
親として、こんなふうに子どもを諭していけるようになりたいです。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子5歳)
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