目がとろーんとして、今にも寝てしまいそうな「ねむいねむいねずみ」。
それもそのはず、旅をしているねずみは1日中歩いて歩いて、すっかりくたびれて夜になってしまったんだ。
すると、一軒の古い家が目の前に。
「今夜はここでぐっすり寝ようっと」
中はボロボロ、荒れ果てているようだけどねずみはおかまいなし。
二階のベッドに寝転がって眠りかけた、その時。
ドタン!ゴトン!
バタン!ガタタン!
「な、な、なんだ!?」
ベッドやタンスが踊りだした。ねずみが驚いて階段をかけおりると今度は・・・?
この家はおばけ屋敷なのでしょうか。不思議なことが次々と起こるのです。
でも、ねずみくんときたらねむくてねむくて仕方がない。
何があっても眠ろうとするねずみくんを見ていると、見ているこちらの目までとろーんとしてきて。
結局、朝になったらどうなっていたのでしょう。
うーん、やっぱり佐々木マキさんのお話は不思議で面白くて可愛らしい!
この「ねむくてねむくてたまらないねずみ」の旅の物語はまだまだ続きます。
今度はどんなゆかいな事件に出くわすのでしょう。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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