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いってらっしゃーい いってきまーす

いってらっしゃーい いってきまーす

  • 絵本
作: 神沢 利子
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店

税込価格: ¥1,100

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作品情報

発行日: 1993年04月
ISBN: 9784834001822

出版社のおすすめ年齢:4歳〜
20X27cm・32ページ

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出版社からの紹介

なおちゃんは、朝、お父さんと自転車に乗って保育園にいきます。かどのたばこ屋のおばあちゃんが手をふってくれます。保育園で友だちとあそび、昼ご飯を食べ、お昼寝をすると、夕方にはお母さんがお迎えにきます。お母さんと夕飯の買い物をしながら歩いて帰るなおちゃんは、たばこ屋のおばあちゃんに、ただいまをいって……。なおちゃんの一日を、子どもの視線で丁寧に温かく描きます。

いってらっしゃーい いってきまーす

いってらっしゃーい いってきまーす

ベストレビュー

子どもの目線

なおちゃんが保育園に送ってもらって、
迎えに来てもらい家に帰るまでの一日が描かれています。

お母さんと子どもが会社に行くお父さんを見送るのではなく、
お父さんがお勤めに行くお母さんを見送り、なおちゃんを
自転車に乗せて保育園に送っていきます。
ジェンダーフリーの本です。
今ではそんなに珍しい光景ではありませんが、
この本の初版が1983年ということに驚きました。
家庭の様々な環境、家族構成があって、それぞれの役割を
こなしているということ。
そういったことをすっと受け入れられるような気がしました。

前半は自転車の高く周囲が見渡せる目線、
保育園では子どもが見渡せる目線、
お母さんと帰るところでは子どもの目線と、
展開に沿って距離感が全く違うところが面白いです。
それだけで走ったり歩いたりしているスピード感も
伝わってくるようです。
なおちゃんが一生懸命お母さんに話しかけているところも、
自分だったら何て答えるかな、なんて考えながら読んでいます。
息子はなおちゃんが信号のボタンを押すところが自分の姿と
重なるようで嬉しいようです「ボタンおされちゃったね〜」
なおちゃんの気持ちに共感している様子。

お父さんにもぜひ読んでほしい本です。
(空色のかわうそさん 30代・ママ 男の子2歳)

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